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クッキング大会の大失敗!? 本番はちがう!

ある日

三大ジュニアの6人は、商店街で開かれる「子どもクッキング大会」に出場することになりました。作るのはピザトースト。
「こんなの、家でよく作るしラクショーだよね!」
りいさとめいは、まったく心配していません。まいとはるかも、「練習なんていらないでしょ」と笑います。
だけど、キャプテンのみかぜは「本当に大丈夫かな…」と心配そう。あいきも「やっぱり、ちょっと準備したほうが…」と小声で言いますが、ほかのメンバーは「問題ないって!」と気にしませんでした。

本番当日

いざステージに行くと、想像以上に大勢の人! ライトがまぶしく、カメラのフラッシュまでたかれています。
「え…包丁がどこにあるの?」
あいきはテーブルの上をゴソゴソ探し、まいは大事なソースをうっかり落としかけて「あわわ…」とパニック。りいさはエプロンを赤いソースで汚して「えーっ、どうしよう!」とあせるばかり。めいとはるかも、周りの視線にドキドキして手が震えています。みかぜは「落ち着いて…」と声をかけるものの、うまく指示がとれません。
焦りすぎてパンを焼きすぎたり、チーズをのせるタイミングを間違えたりして、結局ピザトーストはボロボロ。審査員からも「うーん、もう少し工夫がほしかったかな」と言われ、結果はまさかの最下位でした。

大反省会

帰り道、6人はしょんぼりうつむきながら歩きます。夜になり、みかぜの家で反省会をすることに。
「家ではうまく作れるのに…。人がいっぱい見てると思ったら、アタマが真っ白になったよ…」
りいさはエプロンについたソースのシミを見つめて、ため息をつきます。
すると、はるかが思い出したように言います。
「そういえばバレーの試合でも、ふだんの練習みたいに動けなかったことがあったよね…」
あいきも「私なんて緊張しすぎて足がガタガタだったし…」と、しょんぼり。
すると、みかぜが顔を上げて言いました。
「じゃあ、これからは練習で本番をイメージしよう! みんなで声をかけあって、プレッシャーにも慣れれば、きっと実力を出せるはず!」

次の日のバレー練習

体育館では、いつもより元気な声が飛び交います。わざと周りが「いけー!」「ミスしたら腕立て伏せだぞー!」と盛り上げて、サーブにプレッシャーをかけます。
まいが失敗しても、すぐに「どんまい!」と励まして、もう一度チャレンジ。何度もやるうちに、まいは少しずつ落ち着いてサーブを打てるようになりました。

最後は全員でハイタッチ。
「クッキング大会の失敗は悔しいけど、いい経験になったね!」
りいさがにっこり笑うと、めいも「次は絶対あんなにあがらないよ!」と胸を張ります。
6人は、本番をしっかりイメージして練習すれば、次の試合ではきっと実力を出せると信じていました。

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